Macでロケーションフリー

Apple社製品はアメリカの企業ということもあり、携帯でいうところのガラパゴス化が、ほとんどされていません。つまり、iPhoneには、ワンセグやオサイフケータイ、赤外線通信など他のスマートフォンに装備されたものはありません。(iPhone ワンセグはアダプターが各社から出ていますが...)
もちろん、Macも同様で、地上デジタル放送やブルーレイなどもサポートする気はないようです。古くは、CD-RやDVD-Rなどのサポートも他社より遅かったので、サードパーティの外付けドライブを利用していたものです。アナログ放送時代は、テレビ番組を録画してDVDにコピーして、それをパソコンで見たり、iPhone用にエンコードしたりしましたが、デジタル放送時代になるとそういうわけに行きません。コピー禁止やダビング10の壁にあたってしまいました。MacI-O DATA Mac用地上 m2TV GV-MACTVPIXELA MAC用地上/BS/CS 110度PIX-DT181-PU0
のようなチューナをつけることもできますが、近くにアンテナ端子がないと難しいです。

予約を前提とすると、常時Macを起動させていなければなりませんし、なかなか面倒です。複数録画などを考慮して、テレビの録画は、レコーダーでやったほうが便利です。
そのため、iPhoneなどで見るためには、レコーダーで録画したものを、Blackmagic Design ホームビデオレコーダー Video Recorder-NP
にアナログ接続してMacに取り込んでいました。

これは、付属のアプリでH.264ファイルフォーマットに直接取り込むことができるので、そのままiPhoneiPadなどで見ることができます。一方で、リアルタイムエンコードなので、再生時間だけ時間がかかります。録画時間を分単位で決められるので、取り込み始めたら放置しても大丈夫です。ただ動画が数個ならいいですが、数が多いとやる気がなくなってしまいます。実際に取り込んだ動画ファイルも一回見たら削除することが多いので、最近ではあまり使用しなくなりました。
一方で、この装置を使って、ロケーションフリーを行ってみました。
付属のアプリであるBlackmagic Video Recorderを起動させ、テレビを映します。

少し遅れて、画面が取り込まれます。

この状態で、デスクトップの一部の画面をキャプチャーできるCamTwist(詳細は他のページで確認してください)を利用して、

Blackmagic Video Recorderのテレビ画面のところを赤四角のようにキャプチャするよう設定します。

次に、Ustream Producerを利用して、ストリーミング配信を行います。

起動後、放送を開始します。

もちろん個人での使用ですので、不特定多数の人に見れれない様にするため、チャンネルと動画にパスワードをかけて、自分だけにしか見えないようにします。
このままの配信では、通常のパソコンからはUstreamは見れますが、iPhoneアプリでは、残念ながらこのチャンネルはヒットしないので、このままでは見ることができません。
iOSFlashを見ることを可能にするPuffin Web Browserで見ます。

ややかくかくですが、これで一応、iPhoneiPadから見ることができます。なんちゃってロケフリになります。
この方法は、VNCソフトで自宅のMacを操作して行わなければならないのがネックでした。その後に、三つのアプリを順に立ち上げて、パスワードを入れたりと実際に見えるようになるには、5分くらいかかります。Lionにしてから画面共有が今ひとつ不安定なので、この辺も不安材料です。
また、今までは、東芝RDシリーズを使用していたので、ネットdeリモコンを使用すれば、放送切り替えや録画の再生などレコーダーの操作を、遠隔操作できましたが、さすがに古くなり買い替えすることになり、新たな方法を考えなければいけなくなりました。
このあとについては次回に書きます。
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